リクが家族三人でずっと一緒にいるために考えた時計…


それは12までの針が


細かく…


細かく、12000まで刻まれていてさらにゆっくりと針が進んでいるものだった


まるで時間が止まっているかのように……


「リク、他にはどんなことができるんだい?」
と、父親が言うと


リクは
「あの雨漏りを止めるね」


そう言ってボロボロの屋根から滴る雨漏りを
すっと、止めてみせた