マジカルエンド

老婆とともに覗いた鏡だった


「夢じゃなかったんだ…」


驚きの事実と


また一人の現実


けれど、この鏡を持つことで寂しさからは回避できるような…


いつでも近くに両親がいてくれるような


太陽だってそう…


いつだって独りなんかじゃい!


そう言われているような気がして、リクは老婆との出会いや自分自身のこの力のこと…すべてを小さな手ににぎりしめながら


また、前進することを
決めた


「僕に、限られた不思議な力があるのなら…その力を使いきろう…きっとそれが僕の運命なんだ」


リクは、
自分の身を削って


人々を喜ばす決意をした


「パパ、ママ…みていてね」

まるでそれは
両親への親孝行かのように