僕の名はリク。


高齢の両親にやっと授かった一人息子。


それはそれは大事に育ててもらって、僕の成長一つ一つを目を輝かせて見守ってくれていた両親。


初めて何かができるようになると泣いて喜んでくれたりした。


だから、4年前5歳だった僕はいつも両親が
「もう少し私たちが若ければ…リクとの時間を伸ばせるのに」
と、言っていたから


子供ながらに、時間を伸ばす方法を模索し


「ねぇ、パパ!ママ!!」


「なんだい?リク」