マジカルエンド

「わかりません…」


老婆は残念そうに
「そうかい。あんたにキツクあたってすまなかったねぇ。」と、僕の頭をなでながら


「あんたも人の子だ。こんな馬鹿けたことやめて…なにがあったか知らないが家出なんてやめてはやくうちに帰りな。両親も心配しているだろうに。」


そう言った


涙が溢れてきた


「こんなこといつまでもやっていたら、あんたがダメになっちまうよ。相当の力を使うんだろう?」


そう言うと一枚の鏡を差し出した


するとそこには


まるで父そっくりな…


白髪の


僕がいた