「わかったよ。やってみる。」


リクは、そう言うと頭の中で何回も念じ始めた


老婆には、嬉しそうな満面の笑みが咲いていた


耳を…


耳を…


とにかく何回も念じた


今までできなかったことはない


それに、両親や街の人だって僕を絶賛してくれた


だからこれもできる!


耳…


耳…