ワタシは美味しいものには目がないのだッ。








―――歩くこと20分ッ。




「着いたわよ〜」




その店は外観からすっごいオシャレで、レトロチックな雰囲気を醸し出しているッ。

ママとワタシは1番奥の壁際の席に案内された。

というか話ってなんだろう?




「あのさー、話って何なのさッ」



すぐに運ばれて来たパスタを頬張りながら聞く。




「…………怒らないでね?」



「…………うん、だからなによ?」



「ママ再婚しようと思うの!」




……きたきたッ。

やっぱりそんなことかッ。

そんな目をウルウルさせなくてもいいよ。

だってママはずっーと一人だったんだよッ?

女の子は一生恋して生きるんだよ?




「ふーん、いいじゃん?」



そうに決まってるッ。