「クウ、どうした?もういいのか?」


途中で舐めるのをやめた私を心配そうに覗き込むあなた。



...砂糖なんか入れてないはずのミルク。

なのにこんなにも甘いのはきっとあなたのせいよ。



「よし。クウ、おいで?」


「にゃーッ」


優しい腕の中
暖かい胸の側




...ねえ...神様、






いるのならお願い。







この気持ちだけでも彼に届けさせて。