そりゃ、初めからってワケじゃなかった。
人見知りの激しい奏来は、オトばあがいなければ絶対にオレ達と会わなかったし、オトばあがいたとしても最初の頃はいつも陰に隠れてた。
距離が縮まったのは、オトばあが考えた、奏来の好きな“あやとり”だった。
2人あやとりだと、どうしたって手と手が触れる程近くにいなきゃならない。
縄跳び、パズル、折り紙、遊びを通しながら、少しずつ、少しずつ、オレ達は奏来とのこの距離を得たんだ。
誰も隙間に入れやしない。
人見知りの激しい奏来は、オトばあがいなければ絶対にオレ達と会わなかったし、オトばあがいたとしても最初の頃はいつも陰に隠れてた。
距離が縮まったのは、オトばあが考えた、奏来の好きな“あやとり”だった。
2人あやとりだと、どうしたって手と手が触れる程近くにいなきゃならない。
縄跳び、パズル、折り紙、遊びを通しながら、少しずつ、少しずつ、オレ達は奏来とのこの距離を得たんだ。
誰も隙間に入れやしない。


