幼なじみではあったけれど、クラスの違ったオレと大学生の兄貴がおじさんが他界したって知ったのは、亡くなった翌日の放課後、母さんから聞いた事だった。
「ご迷惑になるかもしれないから」
って母さんの言葉と、止める兄貴を振り払って、オレはエレベーターへ走った。
「翔!待てよッ」
「待てるかよッ!おじさん死んじゃったんだぞ!?奏来、泣いてんだぞッ!」
「わかったから、少し冷静になれッ」
兄貴に腕を掴まれ、一旦足を降ろしたエレベーターから引きずり出された。
「奏来がッ!」
「翔!!」
強く睨まれて、一瞬足がすくんだ。
「ご迷惑になるかもしれないから」
って母さんの言葉と、止める兄貴を振り払って、オレはエレベーターへ走った。
「翔!待てよッ」
「待てるかよッ!おじさん死んじゃったんだぞ!?奏来、泣いてんだぞッ!」
「わかったから、少し冷静になれッ」
兄貴に腕を掴まれ、一旦足を降ろしたエレベーターから引きずり出された。
「奏来がッ!」
「翔!!」
強く睨まれて、一瞬足がすくんだ。


