ガラスのタンポポ

オレは。


オレはそれを見て、情けないような泣きたいような気分になった。


何故だ?


こんなにも毎日、献身的に介護している奏来やオレ達には見せない顔を、どうして兄貴にだけ見せる?


何がいけない?


何が足りない?


答えの見つからない問が頭を支配し始めると、今度は苛立ちがふつふつと沸き上がった。


「何でだよ…」


「?」


「何で兄貴がいるんだよッ!!」


「あぁ、仕事中抜け。すぐに会社に戻るよ」


いつもと同じ、冷静な兄貴の答えがオレの神経を逆撫でした。