飛鳥と別れて

帰宅した私を待っていたのは

義父。

「ヒイロ、今日は、早く
 帰りなさいと言っただろう
 ほら、こっちにおいで
 ・・・・・・」
 
いつも義父は、電話で私の事を
怒鳴りつける。

怒られる、怖いと体を震わせて
急いで帰ってくれば
義父は、優しく私を迎え入れて
くれる。

高校生になって、それが
分かった私は、もう
義父の怒鳴り声を聞いても
震えることは無かったし
こうして、送れて帰って
来る事も増えた。
 
義父は、再婚したばかりの頃は
私を叱っては、殴って

最終的には、私の体に触れる
行為を繰り返していた。