「早く並べーっ。卒業式の練習にいくぞーっ。」


先生が大声で叫んでる。

ボーッと廊下を歩く他の組を眺める。


…桑野君は通るのかな?


そう考えて、頭をふる。


なに考えてるんだろ…。


ふと顔を上げた瞬間…


「―――///」


目が合ってしまった。

どうすれば…!?


「りなちゃん!?どしたん!?顔が真っ赤だ」

「あーっ!!//何も聞こえないーっ!!///」