「えっそりゃ悲しいな〜!おい春山!夏樹の何が気に食わねえの??」 神谷の仲間が少しキレたように尋ねてきた。 「チャラチャラしてるとこに決まってんでしょ」 私は不良たちを睨み付けた。 「はあ??不良なめんな!」 キレた不良仲間の1人が私を怒鳴ってきた。 「おいおいやめろって。可哀相だろ??」 神谷は不機嫌そうな顔をする。 「あ…悪ぃ…つい…」 どうやら、この不良グループのリーダーは神谷っぽい。 皆、神谷には逆らえないみたいだ。 キーンコーンカーンコーン その時、チャイムが鳴った。