ガタッ 先生は教室から出ていった。 皆は俯いたまま動こうとしない。 私は立ち上がり、先生のあとを追った。 「先生っ!!!」 「春山さん……何……?」 先生は顔を歪めていた。 「神谷はどこですか??!」 私は先生の腕を掴んで必死に訴えた。 「…救急車に運ばれたわ。」 先生はそれだけ言うと私の手を振り払い走っていった。