〜四十九日〜 


 『おはよぉ〜。 毎日、飽きずにひぃちゃん観察してたわねぇ〜。』

 「ひぃちゃん、全然、立ち直れてないよ…。」


 『じゃ、予定通りで進めていいのね?』


 「はい。お願いします。」


 『OK♪』


 「あたし、これからどうするの?」


 『あの階段を登ってもらうわ。  階段を、登り切ったら生前の記憶は、全部消えるわ。後は、あたしが手筈通りに進めるから、10月6日まで眠ってて』

 
 「分かりました。色々、お世話になりました。」


 『とんでもない。素敵な天国Lifeを Good Luck』