【続】イニシャルはKK

歌音にきつく(?)言い聞かせて
俺は自宅へと戻った。

ホント、参ったよなぁ。

歌音にはすまないけど
これ以外、ベストな方法が思い付かなかったんだ。
仮にもうちに泊めたら
歌音が一番傷つくはずだから。

俺は今後の事を考えると頭が痛くなった。

サラリーマンってこうなのか?
やっと就職出来た、って思った途端コレじゃな…。
あの女さえいなければ、ここまで悩む事もないのにな。
俺ってつくづく不幸なヤツ。