「イニシャルがどうかしたんですか?」 「コイツを惑わす男はイニシャルがKKなの」 「惑わす、ですか?」 「た、たまたま…でしょ? 『惑わす』なんて不適切!」 「どーだかな。じゃ、『運命』?」 響吾と私のやりとりを不思議そうに見ている木ノ元くん。 「じゃ、僕も『運命』の男になれるんですか?」 え? 何を言いだすかと思ったら…(///) 「残念だけど、それはねーな。 コイツ、俺のもんだから」