【続】イニシャルはKK

「「ごちそうさまでした~」」


ふぅー。
お腹いっぱいだよ。


一休みして、蒼がお皿を洗い始めたから、私はすすぐ役。
二人でやるとあっという間に片付いた。


「蒼、あのさ…」

「ん?なぁに、歌音」

「私…響吾と別れたんだ」

「はっ!? ヤダ、もう。
そんな嘘に引っ掛からないからね?
冗談はやめてよね?」

「冗談じゃ…ない」

「え?え?なんで??
なんで?本当に??」

私は大きく頷いた。