【続】イニシャルはKK

「おはよう、歌音!」

「おはよ…」

「どしたの、歌音? 元気ないよ?」

「ん…実は…」

私は蒼に夕べの事を話した。

「ナニそれっ!!(怒)
なんで『彼女』って言わなかったのよ!?
負けちゃダメよ、歌音。
響吾さんは歌音の彼氏なんだから!」

「だって…会社の人だったし
響吾に迷惑掛かるのイヤだもん…」

「そんな弱気でどうするのよ!?」

その後も蒼は
文句を言いつつも
私を励ましてくれた。

蒼、ありがとね。
私、蒼と友だちになれて良かったよ。