「スミレちゃん
 イオリの事頼むね」

「はい、任せてください」

また、一緒に飲もう・・・

そう話して、幹生さんは
仕事へと出掛けて行った。

「ミキちゃん、仕事
 行った?」

「うん、今・・・」

「そうだ、スミレ
 会社に昨日と同じ服
 着て行けないでしょう
 こっち、おいで」

雪乃の部屋で、私は服を
貸してもらう。

「ありがとう
 今度、洗濯して
 持ってくるね」

「いつでもいいよ
 化粧品はあるの?」

「うん、大丈夫
 そうだ、後で、乳液だけ
 貸してくれる?」

雪乃の部屋で、貸してもらった
可愛い洋服を眺めていると
彼女は言う。