どうして信長は知ってるの…?
信長は、濃と慶次を伴って出ていった。
幸姫は、呆然とした表情で立ち尽くし、ただ、3人の後ろ姿をじっと見つめていた。
「幸姫、どうした?」
心配そうに顔を覗き込んでくる小太郎。幸姫は、ハッと我にかえった。
「ううん、大丈夫」
そう答えたものの、心中穏やかではなかった。
みんなが母さんのことを知ってた。
もしかして、それが何か関係あるの…?
昔、母が自分と同じようにタイムスリップを経験していて、未来を喋ってしまった。
…なくはない、とも思うけど。
多分、あの母に限ってそんなことはしないだろうと、すぐに思い直した。
だが、このままでは大きく歴史が変わってしまう。
とにかく、何でかはわかんないけど。
歴史がこれ以上、変わることだけは、避けなくちゃ。
正直、信長が天下をもし取ったとしたら。全く興味が無いわけじゃないけれど。
そんなことになれば、一体現代にどんな影響を与えるか。
考えただけで、ブルッと身震いした。
信長は、濃と慶次を伴って出ていった。
幸姫は、呆然とした表情で立ち尽くし、ただ、3人の後ろ姿をじっと見つめていた。
「幸姫、どうした?」
心配そうに顔を覗き込んでくる小太郎。幸姫は、ハッと我にかえった。
「ううん、大丈夫」
そう答えたものの、心中穏やかではなかった。
みんなが母さんのことを知ってた。
もしかして、それが何か関係あるの…?
昔、母が自分と同じようにタイムスリップを経験していて、未来を喋ってしまった。
…なくはない、とも思うけど。
多分、あの母に限ってそんなことはしないだろうと、すぐに思い直した。
だが、このままでは大きく歴史が変わってしまう。
とにかく、何でかはわかんないけど。
歴史がこれ以上、変わることだけは、避けなくちゃ。
正直、信長が天下をもし取ったとしたら。全く興味が無いわけじゃないけれど。
そんなことになれば、一体現代にどんな影響を与えるか。
考えただけで、ブルッと身震いした。


