「で、お前はこんなところで何をしている」
小十郎に言われて、あぁ、と慌てて答えた。
「こたが…まだ帰ってこなくて」
幸姫が言うと、小十郎はあぁ、と何かを察したように小さくため息をついた。
「残念だが、政宗様が何を言いつけたのかわからん。だからどこで何をしているのか誰も知らんだろうな」
言われて困惑した。
「パパも知らないの?」
顔をしかめる幸姫。
「いい加減、パパはやめろ。…小十郎でいい」
諦めにもにた表情で、はぁ、とため息を漏らす。
「お前こそ、本人から何か聞いているのではないのか?」
言われてふるふると頭を横にふった。
「ただ、少し出かけるって」
言って幸姫は俯いた。
結局政宗本人から聞き出せず、小太郎はまだ帰ってこない。
「とにかく、明日は早いんだ。もう寝ろ」
小十郎に言われて悩む。
「でも…」
「何もわからないのに、今何かできることがあるのか?」
言われてうっと言葉につまった。
「ならば寝ろ。暫くは野宿が続くんだ」
言われて幸姫は小さく頷いた。
「そう…する」
こた…ほんとにどこいっちゃったんだろ。
「おやすみなさい」
「あぁ、おやすみ」
幸姫は小さくため息をつきながら、部屋へと戻った。
小十郎に言われて、あぁ、と慌てて答えた。
「こたが…まだ帰ってこなくて」
幸姫が言うと、小十郎はあぁ、と何かを察したように小さくため息をついた。
「残念だが、政宗様が何を言いつけたのかわからん。だからどこで何をしているのか誰も知らんだろうな」
言われて困惑した。
「パパも知らないの?」
顔をしかめる幸姫。
「いい加減、パパはやめろ。…小十郎でいい」
諦めにもにた表情で、はぁ、とため息を漏らす。
「お前こそ、本人から何か聞いているのではないのか?」
言われてふるふると頭を横にふった。
「ただ、少し出かけるって」
言って幸姫は俯いた。
結局政宗本人から聞き出せず、小太郎はまだ帰ってこない。
「とにかく、明日は早いんだ。もう寝ろ」
小十郎に言われて悩む。
「でも…」
「何もわからないのに、今何かできることがあるのか?」
言われてうっと言葉につまった。
「ならば寝ろ。暫くは野宿が続くんだ」
言われて幸姫は小さく頷いた。
「そう…する」
こた…ほんとにどこいっちゃったんだろ。
「おやすみなさい」
「あぁ、おやすみ」
幸姫は小さくため息をつきながら、部屋へと戻った。


