陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

とりあえず、荷物と着替えをと思っていたのだが、何故か政宗まで部屋に入ってきたので、着替えることが出来ず、ちょこんと向かい合って座る形になっていた。


どうしよう。気まずい。
さっきから一言も言葉発しないし。
着替えたいけど、着替えれない。


「おい」

「ひょえい!?」

もんもんと葛藤していると、急に声が耳元でした。
驚いて顔を上げると、そこには政宗の顔がすぐそばにあった。

「な…なに!?」

思わず声が上ずる。

「少し、酒の相手をしろ」

「へ?」

そう言うと、政宗は立ち上がり、部屋を出て行った。

「…どういうこと?」

頭が混乱する幸姫。


もーやだ、意味わかんない!


特大のため息が漏れた。