「そんなキツイ色は胡桃に似合わない」

「茜くんが好きな色のがいいんですっ!」




プクっと頬を膨らます胡桃。



かっ…!!

可愛い…♪




じゃないだろ、俺!






「じゃあ、こういうにしない?」




ビキニなんて絶対!ダメだ。




いや、そりゃ

俺だって男なワケだし?





好きな子のビキニ姿を見たいのは勿論なことだけど





他の男に見られるくらいなら、我慢なんていくらでもしてやる。






「ワンピース…ですか?」


「そっ。一応赤だし」





俺が選んだのは、胸も腹も太もももいい感じに隠れるワンピース型の水着。




色もドギツくない赤。





「…やっぱ、さっきのがいい?」


「いいえ!茜くんが選んでくれたコレがいいです」




いっ…いただきました!

エンジェルスマイル!





はぁ〜


ビキニ姿の胡桃を見なくても



十分、俺のおかずにな…





って、何言ってんだ。






「じゃあお会計してきますね」


「あー、俺がプレゼントするよ」


「え?そんな…悪いです!!」




ブンブンと手を横に振る胡桃。





「女の子が遠慮なんてするな。甘えていいんだよ」




まっ、胡桃限定だけど。


他の女なら、貢ぐのも甘えられるのも御免だね。