「お嬢ちゃん、一人ぃ?」

チョコをパクパク食べていると、
突然横から声をかけられた。

みると、金髪とか鼻ピアスとか
いかにも不良そうな奴が4人程いた。

周りは自分だけの身を案じて、
遠くへ避難していた。

「・・・・・。」

「遊びに行かない?俺らと。」

不良はそう言い寄ってくる。

「・・・・・。」

玖澪羽は無視してチョコを食べた。
その拒否の反応を
何故か不良たちはOKと受取ったらしく、

「じゃあ、行こうか。」

そういって、
玖澪羽の腕を引っ張った。

「は?何いってんの?」

玖澪羽は不良たちを
睨みつけながら言い放った。

「あんた等なんかと行くなんて論外。
悪いけど、他誘って。」

腕を振り払って、
玖澪羽はベンチに座りなおした。