「疲れる。」

2人が藍那のほうへといったあと、
玖澪羽はベンチに座りながら、
疲れたように言った。

この頃、2人といるのが
だるくなってきた。
うざいし。

心の中で呟きながら、
さっき買った新作のチョコを
鞄から出して一口食べた。

少し苦くて、
玖澪羽は顔を歪ませた。