玖零羽が消えたのを確認した後、
少女はテラスの寝ているベットに
1通の手紙を置いた。

『親愛なるテラス様へ』

そう、それは彼にあてられた1通の招待状。
彼のためだけに書かれた招待状。

「ふふっ」

少女は楽しみで楽しみで
しょうがないと言ったように笑った。

「今度は会場で会おうね、王子さま♪」




そして少女も光の粒子となって
その場から消えた。