騎士はキミに恋をする


あの日は豪雨が降っていた。

私とフィオナは、いつものように
最前線に突っ込んでゆく先鋒を
2人で勤め上げていた。

あの日まで私たちは、
姉妹のように
血の繋がらない存在同士でありながら、
2人で一緒のような存在だった。

豪雨と一緒に矢の雨が降ろうとも、
2人で一緒に潜り抜け、

敵に囲まれ絶体絶命に陥った時も、
2人で潜り抜けてきた。

だから、私はこの瞬間が
フィオナとの信頼を
無意識に確かめ合っているようで
とても楽しく、嬉しかった。

だからこの日も、
いつものように始まり、
いつものように終わるのだと、
ごく当たり前のように考えていた。