騎士はキミに恋をする


目が覚めると辺りは真っ暗で
部屋に取り付けられている大きな窓から、
たくさんの星達が瞬いて見えた。

どうやらあれから
何時間も眠り続けていたらしい。

枕の近くに置かれた時計を
見ようとしたが、

文字盤から秒針までが
暗くてよく見えず、
内心で舌打ちをする。

そういえば寝ている間、
全然苦しくなかったな…、

と思い、服を触ると、
いつも寝る時に来ている
寝間着の感触が指伝いに伝わってきた。

きっと、誰かが
着替えさせてくれたのだろうと、

未だ、うまく動かない思考で
曖昧に考えながら、
私は外の空気を吸いに
ベランダへと足を進めた。

鍵を片手で開け、
素足、寝間着のまま
ベランダから私は身を乗り出した。