テラスがいないままの 日々が始まった。 私はアンジェリーナさんと一緒に 街へお忍びで買い物に行ったり、 国の名所に行った。 時折、道端でお腹をすかせて 生き倒れになっている 旅人がいたりしてとても驚いた。 その日々は、 前の世界では味わうことのなかった、 何かがあふれていた。 でも、何かが足りなかった。 何だろう? そう思うたびに分からなくなる。 私は、 私には、何が足りない? そう思う時間が だんだん増えていった。