アンジェリーナが
頭のシャンプーをお湯で流してから、
私は入れ替わりで体や髪の毛を洗った。
特に、昼間にあの中年貴族に
掴まれた部分や、顔が近かった部分を
念入りに洗った。
少し洗いすぎて、
手首などが赤くなって、
ひりひりして痛かった。
そのあと、2人で
ゆっくりと湯船まで肩までつかり、
他愛もない話をしながら寝室に向った。
「そういえば、アンジェリーナさんは、
何処で寝るんですか?」
ベットの上で枕をべしべしと叩いて
調整をしながら
私はふと疑問に思ったことを口にした。
「そりゃあもちろん、床ですよ。」
彼女はけろっとした顔で、
さも当たり前のように言った。
「え?! 寒くないんですか?」
「寝ちゃえば一緒ですよ。」
そういって、アンジェリーナは、
ベットの斜め下の床に毛布を敷き始めた。


