そのあと、予想していた通り、
長い長い廊下を必死に歩き、
テラスと夕食を食べて、
またお風呂に入った。

まだ、約2日しか
ここでお世話になってない訳だが、
玖零羽の体力は
いろいろと限界だった。

「う、ぅ゛」

お風呂に入り終えて、
寝間着に着替え、
自分の部屋に戻ってきた玖零羽は
呻き声をあげながら、
ベッドに倒れこんだ。

そのまま四つん這いになって
枕もとに行き、
布団に入って、
僅か10秒で玖零羽は
深い眠りについた。

玖零羽の眠りは、
そのまま何者にも妨げられないまま、
朝を迎えた。