・ ・ ・ とうとう太陽が沈み、月明かりと街灯と車のヘッドライトのみが照らす夜道を、刹那と雫は我が家を目指して歩いていた。 この日は謎の多い1日になった。 川に取り残された魚たちのゴーストに餌付けする少女に、公園奥にひっそりと佇む怪しいほこら・・・ そして次々と起こる、ネコマタによる殺人事件。 と言っても、ネコマタかどうかは怪しいところだが・・・ 帰り際にそんなことを考えていた刹那と雫だった。