最後の日。 予定通り宴会が始まった。 私は気がかりだった彼女の家に行った。 彼女の家でもあり私の家でもある。 彼女は面倒くさそうに体を動かし玄関で靴を履いていた。 「地球、最後なんだろ?」 彼女は問う。 知ってるくせに。 ≪地球、最後だってさ≫ 一番、興味がなかった彼女が今、動き出している。 「行きましょうか」 いつの間にか私の隣にいたルイとともに。 私たちは地球の最期に向かった。