二人の間に、冷たい風がふいた。 「あんたは知らないかもしれないけど、亜弓とかみんな、あんたの事キライなんだから」 葵は黙っていた。 「もう、ほっといて!」 私は一方的にそう吐き捨てて走り去った。 今になって思う -この時に戻れたら-… この時、こんな事言わなければ… 私はー… この日 私の未来が変わった。 -悪い方へ。