そしてもう一人の少年も立ち上がり目を閉じ、そして両手を 左右に伸ばした。










「きっかけはスリーカウントだ。いいな?」








「オッケー。
最大酸素濃度、高密度でいくよ。

君も温度限界まであげといて。」






「うるせぇ。
言われなくてもわかってるよ。

とっておきの出してやる。」





「3、2、」








少年達のやりとりの様子に気づいた子供であったが余裕からか様子をうかがっていた。






「いまさら
何をしても無駄だよ」











「じゃあね」



子供のまわりにあった雷が全て一点に集中し、まばゆい光を発し、少年二人の方向へ放出された。






0.何秒であろうか。



放出された刹那の瞬間


二人の少年の口が
動いていた













「..1」