1人部屋に取り残された少年は必死にもがいていた。









男が去ってから三時間後。



外の通路から声が聞こえる。




(師匠めんどくさいことは全部おれ任せだよな~今日はついてねぇ。パチンコ負けるし、野良猫に小便引っかけられたし、あげくの果てには..ブツブツ…。)









ガチャガチャ…






あ~チキショー、
開かねぇ~!





ウラッ!!




ドン!!








!??








扉が蹴破られた。






「コンチュース!」



「あ、あれ!?なんだよ。ガキかよ!」







…。














少年の目の前に
ブーメランパンツを穿いた髪の毛ツンツンの気持ち悪い男が 現れた。





「師匠何考えてるかわかんにぇ~。。
理解不能!

そして少年!
もしかしておれのことイケてる兄ちゃんだと今思ったろ!

グッジョブ!」


男は少年にウインクをした。







…………。









少年はそんな男を冷ややかな目で見ていた。