「な…んでもないです」 好きな男のメンツを 潰す訳にゎいかない 涙をさっと拭って席に戻った ハッと歩未の方に 視線を向けると 面白くないみたいな表情で あたしを見ていた 「はぁ~」 「大丈夫か??」 緑ゎ空かさず あたしの顔を覗き込んできた 「大丈夫」 短く返事をして黒板を見つめた