狼執事とお嬢様♡~ある日の狼~






朝、穂乃歌が起きてくる。




執事の俊の後ろに隠れて…。




そんな行動すら可愛くて、君への気持ちは増すばかりだった。





わざと穂乃歌の隣に座りなおして、朝食を取る彼女の顔を覗き込む。






「な、何?」



なんて、動揺しながらも顔を赤くして聞くもんだから、可愛くてつい…苛めたくなったんだ。





『式はいつにしよっか?』




8割、本気だったんだけどね。




すぐ傍で不服そうに見つめてる、高野支葵の目に、妙に苛立った。



手放したのはお前だろう?


今のお前に、穂乃歌と俺を邪魔する権利なんかない。




穂乃歌を泣かせといて今更…







穂乃歌は俺が幸せにする。