支葵は、何も気づいていないんだろうな… 俺がどんな風にお嬢様を想っているのか。 お前が、どんな風にお嬢様をみつめているかなんて…。 俺もお前も、惚れてたんだろうな? お嬢様に。 …違う。 俺は憧れてたんだ…。 同じ部屋、テーブルで食事をする家族。 温かい微笑み。 その明るさに。 俺は、親に捨てられたのだから。