ジェスチャーと言わんばかりに
自分の唇を軽く舌で舐めた。



「ん、やっぱり苺味」



なんて呟きながら。



「・・・・・・・・ッ
 し、失礼しましたッ!」


絶対貶されてる!
あたしの唇子供っぽいって事?
そーですよー、グロスでも
口紅でも何でもない。
苺味のリップクリーム。
お子様っぽくて
悪かったわね!




ベットから飛び降りて
保健室のドアに
飛び罹ろうとすると



「馬鹿か、知らないんだろ?
 教室一緒に行ってやるって、
 約束したじゃん」



そう言って
腕を掴むから。
どんどん顔が熱くなるのを感じ。
ドキドキしている自分が居た。