その姿は。
白馬に乗った王子様のようで。

その人に見つめられると
鼓動が早くなって。
顔が熱くなるのを感じた。





何も言えず、
俯きながらその手を取った。






「・・・・・・・どした?迷った?
 1年、何組?案内したげる。
 あぁ、俺はカイト。
 そー呼んでくれる?」






その微笑は素晴しく美しくて、
ん、駄目だ。
また胸が痛くなった。





「ぇと。
 あたしは、桃白りんご。
 たしか2組だったと思うけど、、、」




「じゃぁ一緒じゃん?
 一緒に行こうか?」




あぁッ
カッコよすぎるッッ
まるで王子様ぁぁぁぁぁぁぁ、、






これは夢?