「優香! アド交換しよう! これ以上ここには居られないからさ、メールで相手するよ!」 「い、いいの!?」 「女の子が困ってるのに、ほっとけないっての!」 秋人の気持ちが、優しさが、言葉では言い表せないくらいに嬉しかった。 どうして逢ったばかりの自分に優しくしてくれるのかは分からなかったが―― 「あ、紙でも何でもいいから鏡に貼り付けときな!」 番号とアドレスを交換した後、秋人が言った。 「えっ、でもノリとか持ってないよ……」