キミが居た病院



「ねぇ、秋人君……クマ、凄かった?」

 彼は答える代わりに首を振っている。

「ほんと?」

「うん。ただ、最初顔見たときは元気ないなって思ったけど」

 優香は恐る恐る手を下ろす。

 そんな彼女を見て、秋人は笑顔で頷いた。

「看護師って気にしすぎなんじゃん? ってか気になるなら鏡で―」

「やだっ!!」

 突然大きな声を出されたので秋人はびっくりしている。

「あっ、ごめんね」