「あっ、五十嵐さん戻ってきたのね!」 二人で笑い合っている時、後ろから声がしたので振り返ると、看護師さんと配膳係のおばちゃんが立っていた。 「ごめんなさい……二人とも一回来てくれたんですよね?」 その看護師は、優香に体温計を渡しながら答えた。 「もちろん! 次からはなるべくお部屋に居てくれると助かります」 「はーい」 おばちゃんはベッドサイドテーブルに夕飯を置くと、カートを押して出て行った。 決まり文句でもある‘残さず食べるんだよ’という言葉を残して。