キミが居た病院


「隣いいですか? 屋根ついてるのここしか無くて」

「あっ、どぉぞ」

「どうも」

 よく見ると手にはいちごオレを持っていた。


 まさか獅子座? ――なわけないか。


「キミも入院してるの?」

「えっ、あ、はい」

 席を外すタイミングを逃してしまった。

 知らない人が近くに居るという空気がとても苦手だったのだ。