「お待たせ」 暫くして、美沙が戻ってきた。 「分かった!?」 「うん、本田秋人君って子だった」 それを聞いた優香は、凄くホッとした。 「本田って言うんだ……。ねぇ、秋人君は来てるって?」 頷いた美沙の表情が曇って見えるのは気のせいだろうか。 「……イトちゃん?」 「彼ね、ここに入院してたの」 「えっ!? じゃ、じゃぁ逢えるじゃん!!」