どのくらい経ったかは分からない。 数分か、数時間か、全く見当が付かない。 優香は自分の体が浮いた事に気が付いた。 どうなっているのか、目を開けたいのだがなぜか開かなかった。 寝不足の時の様に、目が重たく感じるのだ。 「う……」