そう、優香が右を向いたときの一瞬、その時鏡に‘何か’が居て、その‘何か’と確実に目が合ったのだ。 ‘何か’が一体なんなのか?人間だったのか?形はどうだったか? ――全く思い出せない。 あの鏡、布で隠してもらおうかな。 見間違いにしても凄く嫌な気分だよ ――トントン 「!?」 心臓がキュッと締め付けられるような感覚がしたのと同時に嫌な汗が噴き出してきた。