キミが居た病院


 配膳係のおばちゃんが居なくなったのを境に、また秋人が喋りだす。


「オレが願ったから夢に入れたって言った方がいいかな、うん。助けているのは親父さんとか……」

「秋人君も、でしょう?」

「まぁ、少しは! あとオレの知り合いの霊感強い奴も」

「前もその人の話題出たけど……お礼言いたいし逢えないかなぁ?」

「んー、無理だな。色々あって、こっちに来れない」

「そっかぁ……じゃあ代わりにお礼伝えてくれる?」

「了解っす!」

 いつものようにガッツポーズを決めた秋人は、面会時間終了のアナウンスを聞いて、扉に向かった。